仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳ともに上部は森林限界を超えるため、晴れれば展望はよいですが、天候が崩れたとき、特に雷は注意が必要です。夏は朝晴れていても午後には崩れることが多いので、早発ちし極力午前中の行動をお奨めします。
気象予報などをよくご確認のうえ行動してください。
山荘の周辺ではいままでありませんが、地域全体では目撃されたことがあります。いままで被害はありませんが、遭遇する危険を避けるため熊ベルやラジオなどで存在を示すことは必要とお考えください。
当山荘でも熊ベルを販売しています。
熊に人間の食べ物などを学習させないためにも、ゴミや残り物は持ち帰るようにご協力をお願いします。
必要です。
付近の山はどこも3000m前後の高山で、1千メートル前後の高度差を往復しますので、個人差はありますが相当な時間を要します。また、なにかあったときの備えとして時間的余裕も必要です。 加えて、夏山は特に午後は天候が崩れる場合が多いですから、早発ち・早着きは必須です。
登山の所要時間は個人差が大きいのでなんとも言えませんが、往復される場合は夏山シーズンに運行される早朝便の林道バスのご利用をお奨めします。
また、目指す山にもよります。たとえば、甲斐駒ケ岳は仙丈ケ岳よりも標高は低いですが、時間は仙丈ケ岳よりもかかるので、より厳しくなります。
更に、山荘泊よりも出発時刻が遅くなるので、特に夏山では午後の天気にも注意が必要です。
午後3時頃までには山荘へ帰着できるようにご計画ください。
体力的にも時間的にも厳しくなるので、無理のない登山をお願いします。その意味でも、まずご宿泊のうえ、翌朝早発ちして登頂する行程をお奨めします。
行動時間次第ですが、一般的には早発ちすれば可能です。
林道バスの最終便は、北沢峠発が午後3:30~4:00頃ですので、それに間に合うように余裕を持った時間配分をご計画ください。
林道バスは季節や曜日によって運行時刻が変わる場合があるので、時刻表をよくお確かめのうえ行動していただくようお願いします。
長野県側は登山道もありますが、時間的にも長いのであまりお奨めできません。
途中には渡渉もあり雪解け時期や雨後の増水時は渡れないこともあります。林道の場合は長野県側は仙流荘まで7~8時間かかります。山梨県側は広河原まででも3~4時間かかります。
(林道・登山道とも気象条件や工事等で通行止めになる場合があるため、ご計画にあたっては最新情報をご確認ください)